はじめに
FX取引を始めていざポジションを持つと、やっぱり今現在の損益が気になるものです。しかし、ずっと自宅のパソコンの前にかじりついているわけにはいかないですよね。
そんな時に便利なスマートフォンアプリの使い方をご紹介します。
1：取引の詳細
FX業者の取引アプリを選ぼう
大手のFX業者であれば、必ず専用の取引用のアプリが用意されています。FX業者を選ぶ時には、手数料やスプレッド、取り扱い通貨の組み合わせなど、自分の投資スタイルに最適なものを探すことになりますが、その中でも取引のしやすさは重要です。
外出しがちでスマートフォンでの状況確認や取引が多くなるのであれば、画面の見やすさ、操作のしやすさはもちろん、チャートや建玉一覧など見たい画面にどれくらいの手数で到達するか、なども重要な要素です。
どんなチャートが表示できるかといった機能面も気になりますが、毎日見る画面ともなると見た目のデザインにもこだわりたいところです。
「SBI証券」
例えば著者はSBI証券を使っていますが、機能や画面の種類は決して多い方ではありません。小さな画面のスマートフォンからは多くの情報というより、すっきりとした見やすさを優先したいからです。
著者がスマートフォンの取引アプリに求めているのは、急な展開であってもどこでもすぐに対応できる、というごく当たり前の機能でしかありません。
「FX+アプリ」と検索すれば、キャプチャー画像付きの比較サイトがたくさん見つかりますので、ランキング順位は気にせず実際の画面の画像を見ながら、自分にあったアプリを提供しているFX業者を選ぶのもいいでしょう。
2：Simplex FX（無料）
特徴とメリット
「Simplex FX」は為替レートの確認やチャート分析が表示できるアプリです。
「わざわざインストールしなくても自分の取引業者のアプリでも表示できるよ」と思うかもしれませんが、スマートフォンを使って見たいときにパッとすぐに確認するという用途には、ログインなしで使えるこのアプリは非常に便利でおすすめです。
使い方・コツ
著者も外出先で現在レートやポジションの確認するときは、まずこのアプリを開きます。そこで「これは注文を入れなくては！」となったら、取引アプリにログインし、注文を入れています。
すばやく確認できるので、スマートフォンの電源を入れる度に、ついつい開いてしまいます。
3：経済指標タイマー （無料）
特徴とメリット
米国雇用統計といった経済指標発表予定一覧とともに、発表時刻までをカウントダウンしてくれるアプリです。
経済指標もFX業者のアプリで確認できることが多いのですが、単に「毎月第一金曜日のお祭り騒ぎを楽しむためのアプリ」というだけでなく、時間のあるときにパッと開き、それに対応した細かな取引を行う、という楽しみ方もあると思います。
使い方・コツ
またこのアプリにはオーダーブック（別名：糞ポジチェッカー）もついています。未決済のオーダーやポジションが一望でき、相場展開を読む鍵が発見できることもあるはずです。
このアプリではOANDA fxTradeのポジションと注文が見られますが、実際にアンバランスに大きな逆指値が入っていれば、ヘッジファンドがストップを刈りにいくと踏んで指値を入れてみる、といったように注文に活用しています。
おわりに
チャートもそうですが、パソコンの大きな画面の方が当然情報量は多く、読み取れることも多いでしょう。
しかしながらスマートフォンの強みである「いつでもどこでも」は、少額からでもチャレンジできるFX取引にこそピッタリだともいえます。
ただしいくら気軽といっても、高額な損失の可能性はいつでも潜んでいます。取引は十分慎重に行ってください。
(image by amanaimages)
(image by 著者)
